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せんぐう館には、今回ご紹介した展示物以外にも見どころが満載。外宮に参拝される際には、ぜひお立ち寄りください。また、お時間のある方は、伊勢市内を2日かけて巡るコースもおすすめです。お一人でも、ご家族でも、神さまを感じながら四季折々の伊勢をお楽しみください。

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神様のみやうつし

式年遷宮にまつわる数々のお祭りの中でも、特に重要とされる「遷御の儀せんぎょのぎ」。神さまにあたらしい正殿へおうつりを願うお祭りです。この模型は、その様子を1/6スケールで再現しています。参列している神職の表情や所作まで作りこまれており、彼らが歩く先には外宮正殿の原寸大模型が見えるようになっています。ぜひ目線の高さを彼らに合わせて、じっくりご覧ください。

お祭りで行われていること。

宮のお祭りは、事前に全体が揃った練習を行いません。これは式年遷宮のお祭りでも同じです。日が落ちて足元が暗い中、月明りの下で本番を迎えます。まわりは大変な緊張に包まれます。それでも、神職の一人ひとりがお祭り全体の流れを理解し、自分の役割をまっとうすることで、この20年に一度のお祭りは、滞りなく行われます。

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伊勢神宮の宝物

せんぐう館には、御装束神宝おんしょうぞくしんぽうの製作工程を紹介する資料が展示されています。御装束神宝とは御殿の装飾品や神さまの装束・武具・楽器などの品々のこと。それらは全部で1576点にもおよび、国内最高の美術・工芸家たちの手仕事によって、長い歳月をかけて完成されます。当館の資料は、すべて実際に使われた素材と技で作られています。

未来の匠のお手本。

せんぐう館に展示された資料は、多くの方に日本の伝統美をご覧いただくという役割の他に、後世に伝えるお手本としての役割も担います。特に、次世代の方々にとっては、先人の仕事を目の当たりにできる唯一の場。式年遷宮が近づくたびに、当館に多くの若者が訪れ、繋ぐべき目標として展示品を見つめていただきたいと期待しています。

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幸にめぐまれた伊勢

伊勢神宮では、20年に一度の式年遷宮の他に、年間1500回を超えるお祭りのなかで驚くほど多くのおそなえものが作られます。それを末長く実現できるのは、自然の幸にめぐまれた伊勢だからこそ。大木が育つ山。資材を運ぶための川や港。塩が取れる清らかな海と良質な砂浜。大勢の人が生きていくための豊かな水と土壌。そのすべてが一つにまとまり、バランスよく揃っているのが、この伊勢という土地なのです。

地元民の誇りです。

- 伊勢に住む人々の多くは、自主的に式年遷宮にかかわります。彼らが活躍する場は、新殿造営のご用材を神宮に運び込む「御木曳おきひき行事」と、新宮の御敷地みしきちに石を敷き詰める「御白石持行事」。伊勢の市民は、みずからを“神領民”と呼び、特別な役割を担っているという誇りを胸に参加しています。伊勢に住む人々の多くは、自主的に式年遷宮にかかわります。彼らが活躍する場は、新殿造営のご用材を神宮に運び込む「御木曳おきひき行事」と、新宮の御敷地みしきちに石を敷き詰める「御白石持行事おしらいすもちぎょうじ」。伊勢の市民は、みずからを“神領民しんりょうみん”と呼び、特別な役割を担っているという誇りを胸に参加しています。

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神さま への おそなえもの かみ

伊勢神宮では、毎日神さまにお食事をおそなえして平和と幸福を祈っています。おそなえもののなかで一番大切なものはお米です。そしてお米から作られるお酒があり、命を保つために必要な塩と水。さらに季節ごとの野菜・果物・海草・魚もあります。みなさんの食事と比べても、どこか似ていませんか? そう、神さまには、私たちと同じものを食べておられます。

神田と御園。

神さまのお食事の材料は、お米は神田しんでん、野菜・果物は御園みそのと呼ばれる場所で丹念に育てられます。特に大切なおそなえものであるお米は、多くの品種を育て、田植えは時期をずらして行うことで、天候不順、台風、稲の疫病の影響を最小限に抑えます。これも末長く神さまにおそなえを続ける知恵のひとつです。

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大きな扉

せんぐう館の受付をすぎると、まず目に飛び込んでくるのは木製の扉です。大きく、重そうなこの扉は、正式には「御扉みとびら」と呼ばれます。外宮の正殿に取り付けられていたもので、普段はこの御扉は固く閉ざされ、大切なお祭りの時にだけ開かれます。

せんぐう館は本物がいっぱい!

この御扉は、せんぐう館に展示されている資料の中でも実際に使用されたもののひとつです。昭和28年(1953)の式年遷宮の時に調えられたもので、樹齢400年を超えるひのきの一枚板から作られました。御扉の開閉に使われた御鍵も同じ場所に展示しています。数十年という時間を経た本物の重みをぜひ感じてみてください。

展示内容の前に・・・
  • Question1 せんぐう館ってどんなところ?
  • Question2 小さい子どもと一緒に行っても大丈夫?
  • Question3 観終わるのにどれくらいの時間が必要?
  • Question4 見学するときの注意点ってある?
  • 伊勢神宮と式年遷宮についてみなさんに広く知ってもらうための博物館です。日本の文化を守り伝えてきた人々の心と技を知ることができます。
  • 可能です。多目的トイレにはおむつ交換台を用意しております。授乳施設はありません。
  • 楽しみ方に差がありますが、30分で一通りご覧いただけます。
  • 分からないことがあれば、せんぐう館の職員に聞いてみましょう。但したくさんの人たちがせんぐう館を楽しんでいますから、大きい声で話すことはお止めください。

こどもと歩くせんぐう館ガイド。

せんぐう館の見どころをやさしく解説したガイドです。「これは何だろうね?」とお子様に話しかけながら、親子の会話と展示物をお楽しみください。

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