GREETINGS

ごあいさつ

せんぐう館は、平成二十五年に斎行された第六十二回神宮式年遷宮を記念して平成二十四年四月七日に開館しました。式年遷宮とは、二十年に一度、天照大神を始めとする神々に新しい社殿にお遷りいただき、平和と繁栄を願うわが国最大の祭典で、持統天皇四年(六九〇)から千三百年以上にわたって続けられてきました。りを願い、国と人々の平安を祈るお祭りのことです。願い、国と人々の平安を祈るお祭りのことです。以上にわたって続けられてきました。式年遷宮では、社殿とともに殿内の装飾品と御祭神の御用に供する品々である御装束神宝も一新します。その点数は七百十四種・千五百七十六点に及び、平安時代以前にさかのぼる品目・様式・技法を現代に伝えています。当館では、外宮の御垣内奥深くに鎮まる正殿の原寸大模型を館内に再現し、神まつりの祭場を体感していただくとともに、御装束神宝の調製についても詳細に紹介しています。当館の展示を通して、神々に捧げる崇高な精神によって磨き鍛えられた繊細で高度な技の数々を間近に御覧いただき、先人たちが伝えてきた日本の心を再発見する機会としていただければ幸いです。遷宮が伝えてきた神々へのお祭りと祈り、捧げられる精神と技術のすばらしさを再発見していただくとともに日本古来の信仰「神道」を知る機会となれば、これに勝る喜びはありません。技の数々を間近に御覧いただき、先人が伝えてきた日本の心を再発見する機会としていただければ幸いです。式年遷宮記念 せんぐう館