企画展示「式年遷宮はつづく―御杣山ー」
- 企画趣旨
- 「御杣山」は式年遷宮の造営に必要な御用材をいただく山のことであり、かつては伊勢にそびえる山々に定められ ました。伊勢の山は同時に地域の人々の日常生活に必要な建材や大勢の参拝者を迎えるためのエネルギー需要を支えた場でもありました。やがて式年遷宮に必要なヒノキの適材不足に直面し、江戸時代以降の御杣山は信濃と美濃の国境である木曾に定められます。そして現在は御杣山が伊勢の山々に戻ることを目標に森を育み、第62回式年 遷宮では成果の一端が見られるまでになりました。今回の企画では御杣山変遷の歴史とその背景を明らかにして、 今後望まれる山の未来像について考える機会とします。
- 期 間
- 平成29年6月30日(金)から平成29年9月25日(月)まで
- 場 所
- せんぐう館 展示室8
- 展 示
- ・写真パネル「神宮の山」
伊勢神宮の宮域林(きゅういきりん)や植樹祭などの写真パネルを展示
・資料展示「御杣山変遷の諸相」
神宮文庫所蔵の文献資料を展示し、御杣山変遷の歴史と背景を紹介
その他、神宮職員による講座(7月・8月・9月)や講演会(9月2日)を予定しています。
※せんぐう館入館料が必要となります。
