カワセミが迷い込んできました。

今朝、参拝者の方から「休憩所に弱ったカワセミがいる。保護してあげてほしい」と声を掛けてもらいました。
行ってみると、そこには床にうずくまったカワセミが息を荒げていました。
おそらく休憩所のガラス戸に激突したのでしょう、脳しんとうかパニックを起こしているようでした。
自力で立つことは出来そうなので、人目のつかない木の枝に運び、少し落ち着いてもらうことに。
羽根を広げて目視しましたが怪我はしていない様子。
ひと安心したものの、野鳥がここまでされて逃げ出さないとは、かなり気が動転していたのでしょうか。
落ち着くまでしばらく様子を見ていると、突然ハッと気がついて森の方へ飛んでゆきました。

人間が自然の美しさや尊さを感じ理解する事はとても重要で、それを身近にする施設というのは大変意義深いのですが、自然の中に施設を建てさせてもらう以上ある程度自然に迷惑を掛けているという事実は、決して忘れてはいけない事であり、それを認識することが自然と共生する上で大切なのだと思う次第であります。

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